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給排水設備工事の種類と費用|7工法比較と工期目安

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築15年を過ぎたあたりから、台所の水の出が悪くなった、洗面所の床が湿っている、排水の流れが鈍いといったお悩みが増えてきます。給排水設備工事を検討し始めても、工事の種類が多く、費用相場も30万円から300万円と幅広いため、何から手をつければよいか迷われる方は少なくありません。この記事では、給排水設備工事の工法比較から、新築・既存住宅別の工事の流れ、見積もりの読み方までを、現場を見てきた経験から整理してお伝えします。

給排水設備工事の種類・工法を7つ比較

給排水設備工事は給水配管・給湯方式・排水方式の3系統に分かれ、全7種類の工法から選択でき、新築・既存住宅で最適な組み合わせが異なります。

給排水設備工事と一口に言っても、その内容は大きく「給水」「給湯」「排水」の3つの系統に分かれます。それぞれに複数の工法があり、住宅の築年数・予算・将来的なメンテナンス計画によって選び方が変わってきます。築15年以上の住宅でよくあるパターンとして、給水管の劣化と給湯器の寿命が同時期に重なるケースが多く、まとめて工事を検討される方が増えています。

現場を見てきた経験から申し上げると、工法選びで重要なのは「目先のコストだけで判断しないこと」です。耐久年数が10年違えば、トータルコストは大きく変わってきます。以下に主要な7工法を整理しました。

工法名特徴・耐久年数費用目安向いている物件
塩ビ管(VU管)一般的・20〜30年工事費1件30万円〜既存住宅の交換工事
架橋ポリエチレン管柔軟・40年程度工事費50〜80万円新築・全面リフォーム
エコキュート省エネ・10〜15年本体+工事60〜90万円オール電化検討住宅
ガス給湯器交換標準的・10〜12年15〜30万円ガス併用住宅

給水配管の3つの工法:銅管・塩ビ管・架橋ポリエチレン管の選び方

給水配管には大きく3種類の工法があります。築30年以上の住宅では銅管が使われていることが多く、ピンホールと呼ばれる小さな穴からの漏水が発生しやすくなります。塩ビ管は現在の標準的な選択肢で、コストと耐久性のバランスに優れていますが、寒冷地では凍結による破裂リスクがあります。架橋ポリエチレン管は柔軟性があり継手が少ないため漏水リスクが低く、耐久年数も40年程度と長いのが特徴です。

既存住宅の交換工事では、現状の配管材質を必ず確認してから工法を選びます。古い銅管から樹脂系配管への切り替えは、水質の改善にもつながりやすいです。

給湯方式の比較:ガス給湯器・電気温水器・エコキュートの違い

給湯方式は初期費用とランニングコストのバランスで判断します。ガス給湯器は本体価格が比較的抑えられますが、ガス料金の負担があります。エコキュートは初期費用が60〜90万円程度と高めですが、深夜電力を活用するため月々の光熱費を抑えられる可能性が高まります。4人家族で1日のお湯使用量が多いご家庭では、エコキュートへの切り替えで光熱費が下がった事例もあります。

給排水設備工事の業務内容・施工事例は業務内容・施工事例はこちらからご確認いただけます。ご家庭の状況に合わせた工法選びでお悩みでしたら、無料相談・お問い合わせはこちらからお気軽にご連絡ください。

給排水設備工事の流れ・工期目安(新築・既存別)

新築給排水工事は4〜6週間、既存住宅の部分更新は2〜5日、全面更新は1〜2週間が目安で、工事中の断水期間は計画的に設定する必要があります。

給排水設備工事の流れは、新築か既存住宅かで大きく異なります。新築の場合は設計段階から配管計画を立てるため、工事はスムーズに進みますが、既存住宅では現地調査が必須となり、壁内や床下の状態によっては工期が変動します。現場を見てきた経験から申し上げると、既存住宅で最も多いトラブルは「開けてみたら想定外の劣化があった」というケースです。

工事中の生活への影響を最小限にするため、断水期間と工事範囲を事前に正確に把握しておくことが大切です。以下に工事タイプ別の目安を整理しました。

工事タイプ工期断水期間事前準備
キッチン給排水のみ交換2〜3日工事当日のみ水道・ガスメーター確認
水回り全面更新1〜2週間日中5〜8時間×数日仮設トイレ・代替手段
配管全交換2〜3週間期間中複数回仮住まい検討
新築工事4〜6週間なし設計図面の確認

新築住宅の給排水設備工事(6つのステップ)

新築住宅の給排水設備工事は、設計・配管敷設・配管検査・圧力テスト・保護工事・完了検査の6ステップで進みます。設計段階で配管ルートを確定し、躯体工事と並行して床下や壁内に配管を通していきます。配管敷設後には必ず圧力テストを行い、漏水がないことを確認します。プロの目で見た場合、この圧力テストの品質が後々の漏水トラブルを防ぐ鍵になります。

新築の場合、各ステップで設計者・現場監督・配管業者の連携が重要です。配管位置の変更が後工程に影響するため、間取り変更を検討される場合は早い段階で相談されることをお勧めします。

既存住宅の給排水設備交換工事(5つのステップと注意点)

既存住宅の交換工事は、現地調査・既存配管の撤去・新規配管敷設・接続テスト・復旧工事の5ステップが基本です。最も重要なのが最初の現地調査で、配管図面が残っていないケースが大半のため、壁内・床下を一部開口して状態を確認します。これまで対応したお客様の中で、想定より配管劣化が進んでいて追加工事が必要になったケースは決して少なくありません。

壁や床の解体が必要な場合は、その復旧費用と工期が追加で発生します。事前見積もりの段階で「追加工事が発生した場合の判断基準」を業者と取り決めておくと、後々のトラブルを防ぎやすくなります。

給排水設備工事のDIYと業者依頼の判断基準

給排水工事は水道法に基づく資格が必須であり、配管交換・配管接続はDIY不可、配管周辺の清掃・部品交換のみDIY可能な範囲となります。

近年はホームセンターでも配管部材が手に入るようになり、DIYで対応しようとされる方が増えています。しかし給排水設備工事には、法律で定められた資格が必要な作業が多く含まれており、無資格での施工は法令違反になるだけでなく、施工後の漏水・水質汚染といったトラブルにつながりやすいのが実情です。

専門的な観点から重要なのは、DIY可能な範囲と業者依頼すべき範囲を正確に区分することです。以下の表で整理しました。

作業内容DIY可否理由・注意点必要な資格
配管の接続・交換不可給水装置工事の資格が必要給水装置工事主任技術者
蛇口の交換条件付き可単純交換のみ可不要
排水管の本格清掃困難高圧洗浄機材が必要専門知識推奨
給湯器の設置・交換不可ガス・電気工事が伴う液化石油ガス設備士等

DIYで対応できる作業:蛇口交換・シンク下清掃・部品交換

DIYで対応可能なのは、既存の配管に手を加えない範囲の作業です。蛇口本体の交換、トイレタンク内のフロート弁やボールタップの交換、シンク下の排水トラップの清掃などが該当します。これらは工具と作業手順を理解していれば、ご家庭でも対応しやすい作業です。

ただし、作業中に水漏れの兆候が見つかった場合、例えばナットを外したら配管自体が腐食していたといったケースでは、すぐに作業を中断して業者に相談されることをお勧めします。無理に作業を続けると、被害が広がる可能性があります。

業者に依頼すべき理由:法令遵守・保証・トラブル防止

配管の交換・接続は水道法および各自治体の条例に基づき、有資格者の施工が義務付けられています。無資格施工が発覚した場合、罰則の対象となるだけでなく、給水装置として認められず、漏水時の保険適用外となるリスクがあります。

業者依頼のもう一つのメリットは、施工保証が付くことです。多くの工事業者では工事後1〜10年の保証期間を設けており、施工不良による不具合は無償で対応してもらえます。現場で実際によく見るパターンとして、DIYで配管を触った後に水漏れが発生し、結果的に業者依頼より高額になったというケースもあります。

これまでの施工事例は業務内容・施工事例はこちらからご確認いただけます。

給排水設備工事前の準備・チェック項目5つ

給排水設備工事前には配管図面確認・断水期間の計画・貴重品移動・近隣通知・トイレの事前準備の5つが必須で、特に既存住宅は現地調査が重要です。

工事をスムーズに進めるためには、事前準備が大きな鍵を握ります。準備不足が原因で工期が延びたり、追加費用が発生したりするケースは少なくありません。現場を見てきた経験から、特に重要な準備項目を整理してお伝えします。

とはいえ、すべてをお客様だけで準備するのは負担が大きいため、工事業者と連携しながら進めることが現実的です。事前打ち合わせの段階で、誰が何を担当するかを明確にしておくと安心です。

工事前の現地調査で確認すべき項目:配管材質・配置・劣化状況・分岐位置

既存住宅の場合、最初の現地調査で配管の材質、配置ルート、劣化状況、分岐位置の4点を確認します。築年数によって使用されている配管材質が異なり、銅管なのか塩ビ管なのかで工事の進め方が変わります。配管図面が残っていないケースが大半のため、業者が点検口や床下から目視確認を行います。

劣化状況の判定では、配管表面のサビ・変色・水漏れ跡を確認します。築20年以上の住宅では、見た目に問題がなくても内部の腐食が進んでいることがあり、調査時にサンプル切断して内部を確認するケースもあります。この調査結果が見積もり精度を左右するため、しっかり時間をかけて行う業者を選ぶことが大切です。

断水日程・工事期間中の生活計画:代替トイレの確保・飲料水の準備・工事業者との連絡体制

配管交換時には断水が避けられません。事前に工事業者と断水時間帯を確認し、トイレが使えない時間帯への対応を計画する必要があります。一般的には日中の5〜8時間程度の断水が複数日続くケースが多く、その間の飲料水・生活用水の確保が必要です。

特に高齢者や乳幼児がいるご家庭、在宅勤務をされている方は、仮設トイレの設置や近隣の公共施設利用、場合によっては短期の仮住まいも検討されることをお勧めします。また、近隣の方への事前通知も忘れずに行いましょう。工事車両の駐車や工事音についてお伝えしておくと、トラブル防止につながりやすいです。

給排水設備工事の見積もり・費用相場の読み方

給排水設備工事の費用相場は部分更新で30〜100万円、全面更新で150〜300万円、見積もり時に材料費・工事費・検査費を項目別に確認することが重要です。

見積もりの読み方を理解しておくと、業者選びの精度が大きく上がります。同じ工事内容でも、見積もりの書き方一つで内訳の透明性が変わり、後から「これは別料金です」と言われるトラブルを防げます。一方で、安さだけで業者を選ぶと、追加費用が積み重なって結局高くついた、というお声をよくいただきます。

そもそも給排水設備工事は、現地調査の精度によって費用が変動する性質の工事です。机上の見積もりではなく、現地確認に基づいた見積もりを出してもらうことが、適正価格を判断する出発点になります。

見積もり項目の確認ポイント:材料費・工事費・検査費・廃材処理費の内訳を明記させる

「一式〇〇万円」という見積もりは、内容が不透明で比較が困難です。最低でも以下の4項目に分けて明記してもらうようにしましょう。配管材料費(材質・グレード・メーター数)、施工費(人件費・作業日数)、検査費(圧力テスト・漏水テストの内容)、廃材処理費(既存配管の撤去・運搬・処分)です。

これらが項目別に記載されていれば、他社見積もりとの比較がしやすくなり、業者ごとの強みや特徴も見えてきます。プロの目で見た場合、検査費を明記している業者は、施工品質への意識が高い傾向があります。

追加費用が発生しやすいケース:既存配管の劣化・壁内配管の予想外の破損・分岐追加・既存建築化粧品の撤去

既存住宅の工事で追加費用が発生しやすいのは、壁を開けてみたら配管劣化が想定以上だったケース、配管以外の部分(断熱材・防水層)に問題が見つかったケース、追加分岐が必要になったケースなどです。これまでお客様からよくいただくご相談として、「最初の見積もりより30〜50万円増えた」というお話があります。

こうした追加費用を最小限に抑えるには、契約前に「追加工事が発生した場合の判断基準と単価」を業者と取り決めておくことが大切です。「追加が発生する場合は必ず事前に連絡し、お客様の承認を得てから進める」という姿勢の業者を選ぶと安心です。

給排水設備工事のお見積もり・現地調査をご希望の方は、無料相談・お問い合わせはこちらからご連絡ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 給排水設備工事の工期はどのくらいですか?

既存住宅の部分更新なら2〜5日、全面更新なら1〜2週間、新築なら躯体工事と並行で4〜6週間が目安です。工事範囲と既存配管の状態で変動するため、現地調査で具体的な工期が確定します。

Q. 工事中の断水でトイレや台所はどうなりますか?

配管交換時は日中5〜8時間程度の断水が複数日続くケースが多いです。事前に業者と断水時間帯を確認し、貯水タンク設置や仮設トイレの手配、飲料水の準備を検討してください。

Q. 工事後の保証期間はどのくらいありますか?

業者により異なりますが、配管工事は1〜10年の施工保証が一般的です。契約前に保証範囲・期間・対応条件を書面で確認することをお勧めします。メーカー保証と施工保証は別物のためご注意ください。

この記事を書いた理由

著者 - 新妻設備株式会社

これまでお客様からよくいただくご相談として、「工事内容がわからない」「費用相場が不透明で比較できない」「工事中の生活への影響が心配」というお悩みがあります。築15年を超えた住宅では給排水トラブルが増えてくるため、こうした不安を抱えながら業者選びをされる方が多いと感じています。

この記事が、給排水設備工事を検討されている皆様にとって、工事内容を理解し、納得のいく業者選びをするための一助となれば幸いです。ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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